2018年03月28日

[自炊] eTilTranで傾きを補正する

 スキャンした画像は少し傾いているので、これを補正する。

 Windows には eTilTran という傾きを補正するフリーソフトが公開されているので、これを使わせてもらう。

簡単な使用手順

・[ツール>設定>傾き検出]で傾きを検出する角度を設定する。0〜1くらいでいいと思う。
・文字の本の場合、ノンブル(ページ数)の位置を確認する
・画像ファイルをドロップする(どれか1枚ドロップすればフォルダ内の画像がすべて読み込まれる)
・小説かコミックか、小説ならノンブルの位置を指定する
・自動的に傾き補正が行われる
・以下の点があるページは正しく補正できていない可能性があるので、確認していく
  - 「種別」が不明、「縦書・横書」の認識が間違っている所
  - 「計測」が「不明」になっている所
  - 「補正」が濃い青になっている(自動補正で大きく傾いた)所……傾き認識が誤った可能性がある

−−

 文字のみのページは、ほぼ確実に自動補正のみで済む。
 文字と図のあるページ・漫画のページは、自動補正だけではうまく補正できないことがある。漫画は、そもそも枠線がちゃんと直角・平行に引かれていないことも多い。

 手動で補正するときは、マウスのホイールで画像を回転させる。
 このとき画像がボケることがあるが、これはプレビューの画像がこうなっているだけで、出力すればくっきりする。

出力

 グレースケール画像は8bit、カラー画像は24bitにする。

 BMPで出力する。このファイルは作業が終わったら消すので、別にサイズを節約しなくてもいい。
 ちなみにPNGにした場合の出力時間は、8bitだとBMPと変わらなかったが、24bitだと2倍弱延びた(OSによって違うかもしれない)

 出力先は、デフォルトでは画像ファイルと同じフォルダに「!変換データ」というフォルダを作りそこに出力する。
 この画像は中間ファイルなため後に削除するが、スキャンした画像はバックアップのために保存しておくので、この「!変換データ」は上の階層に移動させておくといい。

重大バグ

 Windows7 で、eTilTran にグレースケールJPEG・グレースケールTIFF(8bit)を読み込むと、4bitに減色される。GDI+とかのバグらしい。
 なので、グレー(白黒)画像はスキャン時にBMPにしておかないといけない。

 モアレ除去のために約600dpiのJPEGでスキャンしたグレー画像は、先に XnConvert でモアレ除去・約300dpiに縮小し(やり方は後の記事で書く)、BMPで保存し、eTilTran に読み込む。

余談

 今のところ、傾きをまともに補正できるソフトは eTilTran しか見当たらない。もう開発が止まっているし、これが使えなくなったらとても困る。
 こういうソフトはスキャナにつけるべきだと思うのだが、DR-C240付属の傾き補正ソフトは機能不足でまともに使えない。

posted by 葛 at 23:26 | Comment(0) | 自炊(電子書籍)

2018年03月23日

デジカメとスマホのカメラ比較

●デジカメ
 Canon IXY620F
 発売日:2013年8月29日
 発売時の想定直販価格:2万3980円

●スマホ
 Google/LG Nexus5X
 発売日:2015年10月20日
 発売時の直販価格:5万9300円(16GB)

 Nexus5XのカメラアプリにはHDRというモードがある。Googleのサイトに説明は載っていないが、露出を変えて何枚か撮影し合成することで、ダイナミックレンジ(明るさの幅)を広げるものだろう。白飛びと黒潰れがなくなりやすい。これも比較対象に入れる。

細部の描写

 IXY620Fの方が広角なため対象物の解像度が少な気味だが、それを考慮してもNexus5Xの方がシャープで精細。
 しかしシャープが過ぎるとジャギが目立つ。適度にぼやけている方が絵として見やすい面もある。

全体の明暗・色

 ダイナミックレンジは[Nexus5X HDR > IXY620F > Nexus5X]。

 IXY620Fの明暗のバランスが自然。
 HDRで黒潰れが解消されていない。いつもうまく働くわけではないようだ。

 HDRはカバの青さが平坦になっている。

●全体的に
 IXY620Fはとても自然で空気感がある。
 Nexus5Xはコントラストが高く、どぎつくなる傾向がある。

暗部

 色がだいぶ違うが、人工的な光なのでどれが正しいのかはわからない。
 HDRは情報量が多くてくっきりしているが、ネオンに光のぼやぼや(グロー)がないのは不自然ではある。
 暗部はノイズが出やすい(下部の拡大画像)。IXY620Fはノイズが少ないが、全体的にぼやけているので、そのせいな気もする。

 HDRの効果がよく出ている。ただし空が平坦になっている。

まとめ

・IXY620Fは色・明るさが自然で、空気感もある。ややボケるが、それも自然に思える。
・Nexus5Xはシャープだが、ダイナミックレンジが狭く、コントラストが高い。
・Nexus5X HDRはダイナミックレンジは広がるが、明るさのバランスが不自然になることも多い。

 絵として写真を撮るならやはりデジカメが良い。スマホは記録用としてなら申し分ない。

●余談
 ・HDRにオートというモードがある。明暗のコントラストが強い場面でHDRを自動的にオンにすると思われるが、一度も働いたことがない。
 ・前機種のNexus5では、HDRを使うとジャギが目立った。同じGoogleのカメラアプリでも、機種によって調整されているようだ。
 ・IXY620Fはハイスピード動画機能(秒間120,240フレーム)がウリだったのだが、Nexus5Xにあっさりとそれを上回る機能が搭載された。やはりスマホはCPUが速いからだろうか。

 猫がかわいく撮れるのは……全部

 と言いたいところだが、動く被写体では連射機能のあるIXY620Fが勝利。
 スマホでも、カメラアプリによっては連射機能がある。

posted by 葛 at 19:59 | Comment(0) | その他2Dグラフィック

2018年03月21日

[自炊] スキャンした画像を整理する

 スキャン後、画像を何度か加工するので、ファイルがあっちこっちに散らばらないように整理する。

フォルダを用意

 この辺は好みでいいのだが、例えばこのようにフォルダを作っておく。

本の題名_all
 ├本の題名(最終的な画像を入れる)
 └アルファベットでの略称(スキャンした画像を入れる)
  └カラー・グレー原稿を入れるフォルダ

 例えばこうなる。

ジョジョの奇妙な冒険 1_all
 ├ジョジョの奇妙な冒険 1
 └jojo01
  └sub

 スキャンのたびに画像の出力先を変更するのは面倒なので、上記とは別に「scanned」といったフォルダを作っておき、毎回そこに出力し、手作業で移動させる。

 本文の画像は「jojo01」(“01”は1巻の意)フォルダに入れる。
 口絵などのカラー原稿・アミ点を使ったグレースケール原稿は別に処理しないといけないので、フォルダを分ける(subフォルダ)
 このフォルダの画像はソース(元)となるファイルで、作業途中にミスがあったとき、ここまで巻き戻って作業をやり直す。そのため作業終了後もしばらくは保存しておく。

 補正を済ませた最終的な画像は「ジョジョの奇妙な冒険 1」フォルダに入れる。
 なぜ本の題名にするかというと、7-Zipで圧縮するときにフォルダ名がZIPのファイル名になるから。

不要なページを削除

 最初と最後の空白ページと、最後の広告ページは不要なので削除する。

 このとき、本文の最初のページが奇数になることを確認する。
 本は開くと必ず、偶数ページ→奇数ページの順になる。表紙を開いたとき、表紙の裏には何もないため、最初は奇数ページから始まる。
 電子書籍を見開きで表示したとき、表紙は偶数ページの位置に表示され、最初のページは奇数の位置に表示されるため、最初のページは奇数でないといけない。最初の空白などの不要なページを削除することで偶数ページから始まるようになってしまうと、見開きが正しく表示されなくなる。
 本文の多くは1ページから始まるため、表紙は0ページとする。

 途中の空白ページを削除する機能のあるスキャナもあるが、同様に見開きで表示したときに偶数ページ→奇数ページの順序が崩れないように、ページ数とファイル名の連番を一致させるためにも、削除しない方がいい。

 最後の広告ページは、古い本などでその部分に価値があるようなら残す。

ファイル名をリネーム

 スキャンした画像は適当な連番名になっている。それを「jojo01_001.bmp」(1巻の1ページの意)という具合にリネームする。
 リネームにはお〜瑠璃ね〜むがおすすめ。

 このとき、連番(001)とページ数(ノンブル)を一致させる。
 リネームした後、最初の方の画像を開いて連番とページ数が一致しているのを確認し、次に最後の方の画像を開いて連番とページ数が一致しているのを確認する。そうすれば、ページが抜けていないことが確認できる。

 前書きと本文で別々にページ数が振られている本がある(つまり前書きも本文も1ページから始まる)。その場合、本文に「_001」という形で連番を振るとして、前書きには「_000-1, _000-2...」と連番を振ると本文の前に来る。表紙は「_000-0」になる。

posted by 葛 at 22:08 | Comment(0) | 自炊(電子書籍)