2018年04月19日

人は見た目に騙される〈ZOZOSUIT〉

 ZOZOSUITが話題だが、冷静に考えればこれは必要ない。体の採寸ならメジャーでできるからだ。

 1人暮らしで測りにくいなら、どこかの店で測るサービスを提供すればいい。
 大人になると体の寸法は大きくは変わらないから、測り直すのは数年おきでいい。中年になると腹囲が変わりやすいが、これは自分で測れる。:;(∩´﹏`∩);:
 ZOZOSUITは8ヶ月待ちだそうだが、メジャーなら10分程度で終わる。
 わざわざあんなハイテクスーツを使う必要はない。滅多に使わず、タンスの肥やしになるだけだ。

 ハイテクなだけあって、誤差もあるようだ。
 「ゾゾスーツ」到着、試してみた 手動採寸と誤差も
 本当に体にぴったり合った服を買いたいなら、なおさらメジャーで測った方がいいわけだ。

 しかし誰もこのことを指摘せず、すごいすごいと騒ぐばかり。
 これはZOZOSUITの見た目のインパクトが大きかったからだ。見た目に騙され、お祭りモードに突入したわけだ。「こんなのメジャーでいいじゃん」と言っても無視される。お祭り気分に水を差すなということだ。

 本当に画期的なのは、ZOZOSUITではなく、体の寸法に合わせてオーダーメイドの廉価な服を販売する仕組みの方だ(本当に廉価ならの話だが)。今までは高級な服だけの仕組みだったものを広げるわけだから。

 こうした虚業は、人々が祭りから醒めると廃れていくものだが(「セカンドライフ」のように)、ZOZOSUITがそうなるのはいつだろうか。

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〈2019/4/27 追記〉
 約1年後でした。
 ZOZOSUIT担当役員が激白した「反省」と計画未達の理由
 ZOZO、欧州とアメリカから撤退 「ゾゾスーツ」不評で

posted by 葛 at 20:42 | Comment(0) | 語ってみた

2018年04月17日

[自炊] PDFかCBZにまとめる

 スキャンして連番画像にしたファイルは、そのままだと扱いにくい。誤って一部のファイルを削除してしまいそうだし、ファイル数が多いと移動やコピーに時間がかかりそうだ。
 なのでファイルを1つにまとめるのだが、主に2つの方法がある。

 1. PDFにする
 2. CBZ(ZIP)にする

PDF

●利点
 ・OCRで透明文字を埋め込めば検索ができる
 ・右綴じか左綴じか設定しておける

●欠点
 ・ビューワーでの動作が重い
 ・アドビのビューワーがバージョンアップで年々使いにくくなる
 ・他のいいビューワーが少ない
 ・埋め込んだ文字は編集できない。OCRのミスを修正できない

CBZ

 CBZは、ZIPの拡張子を「cbz」に変更しただけのもの。だが電子書籍のフォーマットとして普及しており、電子書籍リーダーが対応している。例えば Android の Perfect Viewer は、CBZの最初の画像をサムネイルとして表示する。

●利点
 ・簡単に作成できる
 ・いろんなビューワーで開ける

●欠点
 ・文字の埋め込みはできない。検索はできない
 ・目次や右綴じ左綴じなどの設定もできない

文字はPDFかCBZ、漫画はCBZ

 細かい点を除けば、PDFの利点は透明文字の埋め込みだけだ。だから、

 ・文字の本……PDFかCBZ
 ・漫画  ……CBZ

 になる。

CBZの作り方・使い方

●圧縮
 CBZを作る際は、無圧縮のZIPでいいと思う。JPEGはすでに圧縮されているため、ZIPで再圧縮してもファイルサイズはほとんど減らない。処理時間が無駄にかかるだけだと思う。
 無圧縮のZIPは 7-Zip で作れる。

●サムネイル
 Windowsでは、CBXShell を入れればサムネイルが表示される。

●Massigraなどのビューワーで開く
 中身はZIPなので、ZIP用のプラグインを入れる。ただし拡張子cbzに対応できないといけないので、拡張子の追加ができる ax7z.spi を使う。
 Massigraなら[その他>プラグイン設定...>書庫用プラグイン>ax7z.spi>設定...>User defined]に「;cbz」と追加する。

posted by 葛 at 21:48 | Comment(0) | 自炊(電子書籍)

2018年04月01日

[自炊] 表紙のスキャン・処理

 表紙が汚れている場合、解体前にエタノールで拭く。ゴミがあると縦筋が入る原因になるし、後でグラフィックソフトでスキャン画像のゴミを除去する手間も省ける。

スキャン

 表紙カバーのスキャン方法は、以下の2つがある。

  A. スキャナの長尺モードで全体を一度にスキャンする。後にグラフィックソフトで[表紙・そで(折り返し)・裏表紙]を分割する

  B. [表紙・そで・裏表紙]をカッターで切り離し、別々にスキャンする

 速度は大して変わらないと思うので、得意な方を選べば良い。

 背表紙(題名の書いてある部分)は、表紙に付属させる。そうしないと電子書籍リーダーで表紙を表示したとき、右開きか左開きかわからない。
 [そで・裏表紙・中表紙]は、必要な情報があれば残す/スキャンする。

●画像の保存形式
 後処理でモアレ除去するために倍の解像度でスキャンした場合、かなり大きいサイズになる。なので高画質のJPEGで保存してもいい。解像度を半分に縮小すると弱いノイズは消えるので問題ない。

モアレ除去

 スキャン時にモアレ除去をしなかった場合、XnConvert などでモアレ除去をする。XnConvert で使う動作は以下の通り。

●フィルタ>ぼかし
 アミ点をぼかして消す。100でちょうど良い。

●画像>リサイズ
 解像度を半分にした上で、スキャナで読み込んだ画像はやや縦長になるので縦を縮める。
 自分のスキャナがどれだけ縦に伸びるか調べて、[幅:50%|高さ:49.85%]という具合にする。
 リサンプルは「Lanzos」が一番シャープなのでこれを選ぶ。

●画像>回転
 長尺モードでスキャンした表紙カバーは90°傾いているので、-90°とかにして直す。

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●出力
 この後グラフィックソフトで加工・分割するための一時ファイルの場合は、保存形式は何でもいい。
 画質にこだわるならTIFFがおすすめ。圧縮されるがノイズが出ない。処理速度も遅くない。圧縮方式は「LZW」「LZW+Predictor」。
 画質にこだわらないなら高画質のJPEGでいい。どうせ最後はJPEGになる。

●ファイルの扱い
 モアレ除去の作業は後でやり直すことはまずないので、元のスキャンした画像は削除していい。モアレ除去後の画像はバックアップのために保管しておくので、subフォルダなどに入れておく。

色調補正&トリミング

 表紙は重要な部分なので、XnConvert ではなくグラフィックソフトで色を補正・トリミングする。
 長尺モードで全体を一度にスキャンした前提で手順を書く。

●傾きを補正
 フォトショップであれば[ものさしツール>レイヤーの角度補正]が速い。

●トリミング
 上下左右のすき間(原稿のない部分)を切り取る。 
 [そで・裏表紙]が不要ならここで切り取る。

●色調補正
 色とコントラストを調整する。
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 ◎色
  ・画像に本来白い筈の部分がある場合、フォトショップであれば[レベル補正>先の白いスポイトツール]で白い筈の部分をクリックすると、そこが白くなるように明るさと色を自動的に補正する。
  ・黄ばんでいるが画像に本来白い筈の部分がない場合、カラーバランスで調整する。補色の青と、緑を少し上げる。
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 ◎明&暗
  ・基本的に、レベル補正でヒストグラムの右端と左端の余白がなくなるあたりにする。後は見た目で調整する。

●ゴミを消す
 ゴミが目立つなら、[ブラシ・スタンプ・修復ブラシ・パッチ]ツールなどで消す。

●縦の解像度を本文に合わせる
 本文の画像を先に作業しておき、縦の解像度をそれに合わせる。見開きで表示したときに高さがずれないようにするため。横幅は合わせなくてもいい。

●[表紙・そで・裏表紙]を切り離して保存する
 JPEGで保存する。背表紙は表紙に付属させる。

ページ数をどうするか

 表紙は0ページ(_000)にする。
 表紙は最初に持ってくると、大抵の環境でサムネイルとして表示される。

 [そで・中表紙・裏表紙]は、本文の後に持って行くのがいいと思う。本文は大抵1ページから始まるので、本文の前に持ってくると、ページ数とファイルの連番が一致させにくい。
 本文の最後のページが300ページだったら、そで1を301ページ、そで2を302ページ、裏表紙を303ページ、中表紙を304ページという風にする。

posted by 葛 at 18:54 | Comment(0) | 自炊(電子書籍)