2016年09月05日

[Photoshop] 素早くピクセル単位で切り抜く

 自炊(本などをスキャンしてパソコンに取り込むこと)をするときなどに、画像を切り抜く作業がよく発生するんだけど、これがピクセル単位で丁寧にやろうと思うと少々手間がかかる。

 Photoshop CS6 だと主に以下の3つの方法があるが、

[切り抜きツール]
ピクセルにスナップしないため、どこで切り抜かれるのかわかりづらい。選択範囲の端をドラッグする際、妙に重くて使いづらい。
[イメージ>切り抜き]
ピクセル単位で精密な選択範囲を作るのは難しい。
[イメージ>カンバスサイズ...]
何ピクセル削ればいいのかわかりにくい。少しずつ何度も削る羽目になる。

 なので、なるべく手間にならない方法を考えた。

選択範囲を反転して切り抜く

 上記の[イメージ>切り抜き]は「選択範囲以外を削除」だが、「選択範囲を削除」した方が便利な場合も多い。なのでアクションで実現する。

■アクションを登録

 選択範囲を作った状態で記録開始し、

 1.[選択範囲>選択範囲を反転]
 2.[イメージ>切り抜き]
 3.[選択範囲>選択を解除]

 の3つを記録する。
 アクションをダブルクリックして、適当なファンクションキーに割り当てる。


■使い方


「ハンセン病の向こう側」 発行日/平成26年12月 発行/厚生労働省

 こんな感じでスキャン後に余白がある場合、四隅を削除したい(傾きは補正済み)
 そしたらこのように、余白を広めに選択する。

 そして切り抜きたい境界を拡大し、選択範囲がそこに一致するよう←→キーで1ピクセル単位で移動させる(Shift+←→ で10ピクセルずつ移動する)

 このとき、引いた状態だとこうなっている。

 ここで先ほどのアクションを実行する。

 はい削れました。


〈注意点〉「切り抜き」は選択範囲が画像の四辺に接していると実行できない。上記の場合、選択範囲を上下に動かすと選択範囲を反転したときに四辺に接してしまう。

利点:削る位置を視覚的にピクセル単位で指定できる。
欠点:一隅ずつしか削れないため、四隅を削るには四手間かかる。

ガイドにスナップさせる

 削るのが一隅か二隅なら上記の選択範囲を反転する方法でいいけど、四隅ある場合はこちらの方が速いかもしれない。
 ガイドを出し、そこにスナップさせて切り抜く。

 まず[表示>定規](Ctrl+R)を出す。
 画像の左上をズームし、定規からドラッグしてガイドを出し、上辺と左辺の切り抜きたい位置に置く。ガイドをドラッグ中に Shift を押すと、ピクセルにスナップする。

 次は画像の右下をズームし、右辺と下辺に同じことをする。
 このときスクラブズーム(虫眼鏡ツール〈Ctrl+Space〉で左右にドラッグする)を使うと速く移動・表示できる。

 このようにガイドで四隅が指定できたので、[表示>スナップ]をオン、[表示>スナップ先>ガイド]をオンにすると、選択範囲や切り抜きツールがガイドにスナップするので、そのまま切り抜く。
 [表示>ガイドを消去]でガイドを消す。
 余白が数ピクセル残っていたら、[イメージ>カンバスサイズ...]で 1, 2 ピクセル削る。

余談

◎余談1
 JPEG は、なぜか Photoshop のガイドが保存できる。ネット上にある JPEG のイラストを Photoshop で開くと、ガイドが残っていることがある。

◎余談2
 Photoshop CS6 のガイドは、画像の右下をズームした際、ドラッグ中に表示されないとか、Shift を押すと2ピクセル単位で移動しちゃうとか、Shift を押すと位置が 0.0pixel になっちゃうというバグがある。

◎余談3
 自分は[イメージ>切り抜き]を F2、「選択範囲を反転して切り抜くアクション」を F3 に割り当てている。

posted by 葛 at 20:45 | Comment(0) | その他2Dグラフィック
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