2017年06月22日

毎日新聞は誤報を認めない三流マスコミ

 〔約1300文字|読了の目安:2.6分〕

 これは、

 ・毎日新聞は、誤報をしても謝罪どころか認めもしない
 ・柳田邦男・玉木明・田島泰彦・吉永みち子、の批評家としての生命は死んでいるも同然

 という内容の記事です。

誤報を認めない毎日新聞

 2008年5月26日、毎日新聞の朝刊1面にこのような記事が掲載された。

 北朝鮮・拉致問題:横田めぐみさん「94年6月後も生存」「4月自殺」説明と矛盾

(電子版)

 北朝鮮拉致被害者の横田めぐみさんについて、帰国した被害者の地村富貴恵さんが「94年6月後に生存していた」と当局に証言したという内容。

 しかし同じ日の記者会見で町村官房長官がそれを否定。

 また同じ日に地村さん本人も「そのような証言をした事実はなく〜」と否定。

 これらの否定について、毎日新聞はただ報じるだけで自社の見解は示さず。この件についてその後、黙殺している。

−−

 マスコミは報道をするにあたって、その証拠を十分に示さないことが多い。取材源の秘匿といった理由のためだ。だからこそ報道内容に誤りがあればすぐに訂正し、報道の信頼性を保たねばならない。

 しかし毎日新聞は、このような大誤報をしても、謝罪はおろか誤報を認めもしない。自ら自社の報道の信頼性を下げている。つまり毎日新聞は信頼できない。

柳田邦男・玉木明・田島泰彦・吉永みち子は毎日新聞と癒着している

 当時、毎日新聞は「開かれた新聞」と称して、外部有識者に紙面を評価してもらっていた。
 その外部有識者が、

 ・柳田邦男(作家)
 ・玉木明(フリージャーナリスト)
 ・田島泰彦(上智大教授)
 ・吉永みち子(ノンフィクション作家)

 の4名。

 そこでこの誤報はどう取り扱われたか。
 まったく取り扱われなかった。

 誤報後の6月7日に掲載された「開かれた新聞」での題目は、四川大地震・裁判員制度・光母子殺害事件・映画「靖国」、のみ。

 拉致問題の記事の存在自体が無視された。

 本来は、公平で客観的な立場から批評するための外部有識者のはずだ。ところがこの4名は、毎日新聞にとって都合の悪い誤報については、おそらく毎日新聞の意を汲んで無視した。
 誤報を取り上げようとして毎日新聞に拒否されたのなら、「ではこの仕事は降りる」と言うべきだ。そのための外部の人間なのだから。それをしなかったのは、毎日新聞からの謝礼がよほど高額だとかいった理由だろう。

 毎日新聞も、本当に客観的な批評をしてもらおうなどとは考えておらず、ただ著名人に批評してもらう振りを装うことで紙面に箔をつけたいだけ、ということがわかる。

 公平な批評より依頼者の意を汲むことを優先したことで、この4名の批評家としての生命はこのとき終わった。今後一切、他人を批判する資格はない。

 ところが柳田邦男は今でも毎日新聞と仕事をしており、こんなことを書いている。

 官僚が総理を忖度した問題について、毎日新聞を忖度した柳田邦男にそれを語る資格があるのだろうか。

 著名人の立場を利用して大新聞社という権威と癒着し、依頼者にとって都合のいい仕事をすることで賄賂に等しい報酬をもらっているという点で、汚職政治家や天下り役人と変わらない。
 国家という権力を批判するためのマスコミもまた権威であり、腐敗している。権威が腐敗するのはどの業界でも共通のようだ。

posted by 葛 at 19:09 | Comment(0) | 語ってみた

2017年06月18日

LEDは体に良くないかもしれない

 〔約1300文字|読了の目安:2.6分〕

 ほとんどの照明がLEDになりつつある昨今だが、LEDのデスクライトを使ったところ、不都合な点が2つあった。

キーンという高音のノイズが聞こえる

 耳を近づけるとキーンとかジーとかいう高音のノイズが聞こえる。80cmくらい離れても聞こえるので、デスクライトの使用中はずっと聞こえる。
(照度を最大にするとなぜか消える)

 ネット上には、これは安物だからで、ちゃんとした製品はノイズ対策がされている、という説明もある。
 しかし、今回試した製品は照明メーカー大手の山田照明 Z-N1100 。定価が18,144円もするもので、安物ではない。
 山田照明に問い合わせたところ、これはLEDの仕様で、どの製品でも出るとのこと。確かに、他社製品のLEDでも同様の音が聞こえる (音の種類と大きさは製品によって異なる)

 蛍光灯は、耳を近づけてもこのようなノイズは聞こえない。聞こえる場合は器具の劣化だ。

 これは若者だけに聞こえるモスキート音かとも思ったが、60代の人にもあっさり聞こえた。
 モスキート音が嫌な音として認識されているように、キーンという高音は不快で、頭が疲れやすいように感じる。

チラついているらしい

 LEDには「ダイナミック点灯」と「スタティック点灯」があり、大半はダイナミック点灯なのだが、これは 50,60回/秒 でチラついているらしい
 Z-N1100 も仕様に「50/60Hz」とあり、ダイナミック点灯と思われる。

 それに対して蛍光灯のチラつきは、倍の 100,120回/秒 らしい
 (目で見える程度のチラつきは器具の劣化によるもの)

 デジカメで Z-N1100 のLEDを覗いてみると、周波数が合わないためと思われる波模様が見られた。それに対し蛍光灯は見られなかった。
 (ただしLEDでも波模様の見られない物もあり、この方法は確実ではない)

 チラつきの間隔が大きいと、見てもわからないとはいえ、目に負担を与える恐れがある。

蛍光灯の方がいいかも

 LEDの利点は、

 ・消費電力が少ない(蛍光灯の約半分)
 ・発熱が少ない
 ・寿命が長い(40000時間。1日12時間で9年)
 ・頻繁にオンオフしても寿命に影響がない
 ・調光、調色機能のある製品がある

 といったところ。

 しかし消費電力が少ないといっても、元々蛍光灯の消費電力からして少ない。
 デスクライトなら蛍光灯が22W、LEDだと14Wといったところ。その差8W。8Wの電気代は、1時間で約0.176円。気にするほどではない。
 それにLEDは価格が高いから、電気代が安く済むといっても、元を取るまでに時間がかかる。

 寿命の件も個人的に怪しいと思っている。数年しか使っていないと思われるLEDが切れたことがあるし、以前使っていたデスクライトは蛍光灯だったが、10年くらい持った。

 体に悪いかどうかは波長などの問題もあり一概にいえないのだが、自覚できる高音のノイズだけは許容できない。

●結論
 風呂やトイレといった、目を酷使せず、照明に耳が近づかない環境ならLEDでもいいのだが、仕事場では、体に悪いかもしれないことを考えると、積極的にLEDを選ぶ理由はない。
 とはいえ今は蛍光灯の照明がどんどん減っているようで、蛍光灯用照明器具の確保が難しくなりつつある。

posted by 葛 at 13:31 | Comment(0) | 語ってみた

2017年05月22日

株式会社PFUが個人情報を暴露 その2

 〔約2660文字|読了の目安:5.3分〕

 以前の経緯はこちら
 株式会社PFUが個人情報を暴露

その後の経緯

日時 送信元 内容
11/18 PFUの別の窓口に、PFUの関係者が個人情報を書き込んだ可能性が高いことを連絡。事実関係を明らかにするよう要請。
12/2 PFU 現時点で書き込みは確認できない。引き続き調査をする。
1/10 PFU 書き込みは確認できない。外部機関を含めて調査する。
3/6 PFU 調査が当初想定よりも時間を要している。
3/14 調査にこんなに時間がかかるわけがない。調査しているなら調査内容を教えてくれ。外部機関とはどこか?
3/15 PFU 調査中のため答えかねる。
3/29 富士通が加盟している認定個人情報保護団体、日本情報経済社会推進協会に対応を求める。
4/4   プライバシーマーク推進センターが、PFUと富士通の調査を開始(PFUと富士通はプライバシーマークを取得済み)
4/21 PFU 調査の結果、書き込みは確認できなかった。以上。

PFU「お答えできません」

●PFUの問題点
 ・調査するといいつつ、5ヶ月間も回答を引き延ばし。
 ・プライバシーマーク推進センターが報告を求めた途端に「調査が終了した」と言い出す。
 ・調査内容を一切明かさず。
 ・こちらが提示した証拠への反証を一つも挙げず。
 ・PFUが無実である根拠を1つも示さず。

 「回答を引き延ばす」というのは、他の企業のサポートでも見られる手法だ。
 都合の悪いことには答えたくないので、ほとぼりが冷めて相手が忘れることを狙っているのだろう。今回の場合は、証拠となるネットのログの保存期間が過ぎるのを待つ意味もある。
 頭に血が上っているクレーマー相手ならそれも通じるだろうが、正当な指摘とクレーマーの区別がつかないらしい。

 まともな社会人が、これで言い分が通じると思っている……わけがない。
 つまりPFUは「お前のいちゃもんに取り合う気はない。文句があるなら提訴すれば?」と言っているわけだ。裁判を起こすのはハードルが高い。たかが小市民がそんなリスクを背負うわけがない、とタカをくくっているわけだ。

 そんなPFUに電話で問い合わせたらどういう反応が見られるのかは、こちら(17分あるので倍速推奨)

 「お答えできません」「コメントは差し控えさせていただきます」の連発。
 都合の悪いときにこう言って逃げ回るのは、政治家だけでなく一般人も同じだということがわかる。

富士通「回答を差し控える」

●サイトのリンクの不備
 前回の記事では、富士通からPFUに個人情報が渡ったと書いたが、実は富士通のサイトで「お問い合わせ」をクリックするとPFUのサイトにジャンプし、PFUのフォームから個人情報を入力したことが判明した。
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 当時の富士通のサイト(魚拓)
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 知らないうちに外部サイトに飛ばす悪質なアダルトサイトみたいだ、と富士通に指摘したところサイトを修正したが、自社に責任があるとは認めず。
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 今の富士通のサイト

●親会社としての責任
 仕方ないので、PFUの親会社として、今回のPFUの対応は社会通念に照らして適切なものだと考えているかと問い合わせる。
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 富士通「PFUで対応しているので、回答を差し控える」
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 これは「はぐらかし・質問に答えない」というレトリック。親会社としての責任を尋ねているのに、それには答えず、子会社のPFUの話にすり替えている。自社に責任があるともないとも言っていない。
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 富士通のこの返答は、PFUの対応が不適切だと認めているも同然だ。適切だと考えているなら「PFUの対応は適切だ」と明言すればいいのだから。
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 都合の悪い者は逃げ回る、ということがここでも確認できる。

プライバシーマークは 天下り団体のザルマーク

 プライバシーマークは、個人情報保護法よりも厳しい基準をクリアした企業に認定されるという。PFUと富士通も認定されている。
 それを管理しているのがプライバシーマーク推進センター。それを運営しているのが日本情報経済社会推進協会
 明らかにPFUの関係者が個人情報を暴露した今回の件について、ここに問い合わせるとどうなるか。

 1. 推進センターが、PFUと富士通に今回の問題について報告せよと命じる。
 2. 富士通「PFUに聞いてくれ」
 3. PFU「うちは何も悪いことはしてません(ただし根拠は示さない)
 4. 推進センター「PFUは何もしてないってさ(根拠は示してないけど)。以上」

 これのどこが「個人情報保護法よりも厳しい基準」なのだろうか。
 窓口に電話したところ、小馬鹿にしたような口調ではぐらかすばかりで、まるで話にならなかった。

 どうやら日本情報経済社会推進協会というのは、ただの天下り団体のようだ。
 個人情報の保護が叫ばれ出した頃に、私利私欲にまみれた役人が「よっしゃ、これでひと儲けしたろ」とばかりに組織を作り、各企業と癒着してお金を集めて、実質的な効果のない形ばかりのプライバシーマークを与えているというわけだ。ウィキ
 個人情報を守る気など毛頭ない。ザル法ならぬザルマークというわけだ。

 プライバシーマーク推進センターから送られてきた報告書に「ネットにアップするな」と書いてあったので、アップする。

逃げ回った引田くん

 PFUと富士通の対応を見て思い出したのは、小学校の同級生だった引田くん(仮名)だ。

 休み時間、自分と引田くんとあと数名でリコーダーの練習をしていた。自分の楽譜を机の上に置き、みんながそれを見下ろしながらリコーダーを吹いていた。
 すると「ズボッ」という音とともに、引田くんのリコーダーから大量のアレが噴出した。自分の楽譜はびちゃびちゃだ。
 全員、しばし呆然とした後、自分は引田くんに「お前の楽譜と交換しろ!」と詰め寄った。
 ところが引田くんは「嫌だ! 嫌だ!」と言って教室中を逃げ回った。

 引田くんは、明らかに自分が悪いとわかっている。しかし交換には応じない。
 これは一体どういう心理なのだろう? と小学生ながらに思ったものだった。

損得だけで判断する 良心を持たない連中

 今、改めてこの疑問を考えるとこうなる。

 楽譜を交換する……自分の楽譜が汚くなる〈損する〉
 楽譜を交換しない……自分の楽譜はきれいなまま〈損しない〉

 引田くんはこう考え、楽譜を交換しない方を選んだ。つまり損得で考え、損しない方を選んだのだ。
 良心を排除し、損得のみで考えるとこういう結論になる。
 もし楽譜を交換しないことで級友からの信頼が著しく下がりいじめられるといったことがあれば、大損だから、交換に応じただろう。

 PFUと富士通も、引田くんと同じだ。
 個人情報の暴露を認めてしまうと、責任を取らねばならない。
 いくら明白な証拠があっても知らぬ存ぜぬを通せば、相手は裁判に訴えるしかない。それは一般人にはハードルが高い。だから提訴する可能性は低い。
 結果、無視することが一番損にならないと判断したわけだ。

 最近のWELQ問題のように、企業が不祥事を起こしても最初は認めず、ネットで炎上したりニュースに取り上げられてようやく認める。
 最初は無視していても損をしないが、大事になると、無視しつづけることで社会的信頼が落ち大損になる。なので過ちを認める方向に切り替える。

 企業はただそのときに応じて、損をしない方を選んでいるだけだ。良心なんて持っていないからだ。

posted by 葛 at 21:53 | Comment(0) | 語ってみた